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2005.11.15更新 東海自然歩道ぶらり一人歩き
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(番外編) 1. 六甲全山縦走  2005.11.13
須磨浦公園〜菊水山〜摩耶山〜東六甲分岐〜宝塚 56Km 15.5時間 78,454歩
須磨浦公園5:35〜須磨アルプス7:10〜鵯越9:25〜10:35菊水山10:50〜
11:35鍋蓋山11:50〜12:15大龍寺(昼食)12:45〜14:30摩耶山14:50〜
記念碑台16:05〜東六甲分岐17:35〜大平山18:50〜宝塚20:45
<交通> (往) 豊中15:45 〜 三宮16:30 〜西元町16:45・・ポートサイトホテル(泊)(11,500円)
ホテル発(専用バス)4:00 〜 須磨浦公園4:30
(復) 宝塚21:05 〜 豊中21:40


東海自然歩道は目下、山梨県西部を通過中、最後の難所・丹沢越えのトレーニングを兼ね、神戸市が毎年秋に主催する六甲全山縦走大会に初参加。
六甲全山縦走大会は全縦と呼ばれ、須磨浦公園から宝塚までの距離56Km・高低差3000mを2000人の参加者が一斉に1日で歩く大規模なウォーキング大会。

東海自然歩道に出かける合間に、春からコースを下見、夏から秋にかけて7時間の半縦走でペース配分をつかみ、11月の大会に備えてきた。大会初参加の今回は、一人歩きでなく、フルマラソンのトレーニングを目論む友人との二人歩きとなった。


朝陽を浴びながら岩場を進む参加者の列(須磨アルプスにて 7:10)



六甲連山56Kmを1日で歩くという全縦を知ったのは今から3〜4年前。インターネットで完走者のレポートを読み、いつかは歩いてみたいと思いながら、実行にうつせず今日まできた。

今年は春先から細切れに5回にわたってコースの下見と富士登山でトレーニングに励んだ。友人を誘って9月に大会申込み、友人と2回、単独で1回の半縦走で、コース全体を頭と体にインプット。そして大会前日を迎えることになった。
前夜は神戸の夜を満喫する ホテルから専用バスでいざ出陣(4:00)

朝5時出発のため、主催する神戸市が斡旋するホテルに前泊。会場まで早朝の送迎とコース途中に昼食・夜食を渡してくれる。
夕方5時に神戸元町のホテルで友人と待ち合わせ、土曜日の夜の賑わいを見せるベイサイドショッピングエリアのモザイクで夕食をとり、神戸の中華街、南京町をぶらつき、神戸の夜を楽しみ、9時早々に就寝した。

翌朝3時に起床、4時に送迎バスで大会出発点の須磨浦公園へ向う。受付開始30分前ですでに長蛇の列。5時になると列が動き出し、5:35受付で参加カードにスタンプをもらって、いよいよ56Kmのスタートだ。
1時間並んでようやく出発受付(5:35) 高倉台団地の中を静かに歩く(6:20)

真っ暗の中を大勢が無言で、遊歩道のきつい階段を登りはじめる。15分でロープウェイ山上駅に到着。防寒ジャケットをリュックに入れて、みんなに遅れないよう歩く。

西神戸ニュータウンが左手に見えてきたころには空もうっすらと明るくなってきた。やがて高倉台の団地を抜ける。早朝のため、「お静かに」と書いたプラカードをもったボランティアの人がたっていた。

団地を抜けると栂尾山への直登の階段だ。かなり手前から渋滞がはじまった。おかげで急な階段も登っては止まりで、適度に休憩しながら楽に登ることができた。ようやく東の空に朝日がのぼってきた。
栂尾山400段の階段前の渋滞(6:35) 東山で日の出(7:00)
朝陽を浴びながら須磨アルプス通過(7:15) 高取山から阪神間を望む(8:33)

予定どおり7時すぎに須磨アルプスを通過。ここも階段や岩場で足場の悪い個所が多いため、渋滞が予想されたが、思ったほどでもなく、一列になって整然と進む。

東山へ軽く登り返したあと、妙法寺の市街地を抜ける。これまで特に疲れも感じない快調なペースだったが、8時をまわって日がのぼり暑くなってきたのと、朝食が少なかったため、高取山への登りで燃料切れとなり、友人から遅れ始める。

高取神社の下の公園でホテルから持参した朝食にありついた。すでに出発から5時間が経過。長袖シャツをぬいで半袖Tシャツで難関の菊水山へと向う。
丸山の市街地で信号待ち(9:00) 鵯越駅前からハイキング道が続く(9:30)
前方の山頂が菊水山(456m)(9:45) 菊水山直登の渋滞 スローペースに助けられる

源平合戦で有名な鵯越(ひよどりごえ)を通り、菊水山200Mの直登の渋滞の列について、スローペースでなんとか登りきり頂上へ。ここでも友人が先に到着していた。

頂上広場の第一チェックポイントで参加証にスタンプをもらい、15分ほど休憩する。なんとか計画どおりの時間をキープできている。それにしても暑い。

しばらく下りが続くが、次なる鍋蓋山にジグザグの急坂で登り返す。下見ではそれほどきついと思わなかった登りだが、これまでのハイペースの歩きと暑さのために、最後にはあえぎながら登りきる。今回の中では一番きつく感じた。
秋晴れの菊水山 第一チェックポイント(10:35) 苦しかった鍋蓋山を出発(11:50)

鍋蓋山山頂では、かなり大勢の人が休憩していた。12時近くになってきたので、お昼の弁当引渡し場所の大龍寺へと急ぐ。

30分ほどで大龍寺山門に到着し、ボランティアの方が準備してくれている300円豚汁とホテルの準備したお弁当でエネルギーを補給。暑さのために昼前はバテ気味だったが、昼からは薄曇となってきて、涼しい風も吹きはじめ、息を吹き返した。

大勢のもみじ狩りのハイカーで賑わう市が原までくだり、いよいよ最後の難関、摩耶山への登りとなる。1時間半かけて4回の断続的な登りを繰り返す。このあたりから左膝横の筋が痛み出した。とにかくゆっくりマイペースで、止まらずに登ることだけにこころがけ、足を運ぶ。
大龍寺で昼食タイム(12:15)
ホテルからの昼食・夜食を受取る
摩耶山山頂第二チェックポイント(14:30)

14:30どうにか摩耶山頂上に到着。第二チェックポイントでスタンプをもらう。ここでもボランティアの人がホットレモンの無料サービスをしてくれている。疲れた体にレモンがよく効いた。さらに空のペットボトルにホットレモンを入れてもらう

摩耶山からは後は、山登りはなく、平地と下りの連続だ。計画から15分遅れ程度だ。ところが、アゴニー坂という下りにさしかかったころから、左足の膝横の筋が痛みだして、とうとう左足に力が入らなくなった。左足が踏ん張れないため段差を降りることができないのだ。

友人から借りたステッキと自分のステッキを使ってダブルストックにして、なんとか歩けることがわかり、行けるところまで行くことにした。
  
摩耶山を守る会がホットレモンの無料サービス
摩耶山山上掬星台にて
六甲山上郵便局が甘酒のサービス(16:00)
宝塚到着PM9:00と言われ愕然とする

六甲山上ドライブウェイを淡々と歩き、六甲山上記念碑台の郵便局が甘酒のサービスをしてくれていて、一息つき、観光客で賑わう六甲ガーデンテラスを通り、六甲山最高峰のふもとの一軒茶屋をめざす。

夕暮れがせまってきた。ドライブウェイの道路の隅を一列になって進む。時おり遅いグループがいると車が来ないころを見計らって追い越す。夕方涼しくなり、平地をこれといった休憩なしで快調に進む。
六甲ガーデンテラスの展望台から
山頂かすかに見える六甲最高峰めざす
最終チェックポイント付近で日没(17:20)
ドライブウェイもあとわずかで山道へ

17:20最終チェックポイントでスタンプをもらい、あとは夜の山道を宝塚にむけて下るだけとなった。とうとうここまで、だましだましだがなんとか持ちこたえてきた。ヘッドランプを頭にセットし、首からはペンライトをぶら下げて、万全の体制でいよいよ真っ暗な山道へと入った。

ヘッドライトで1mほど先を照らして道を見ながら、足元の岩や段差を確認し、進む。途中、鎖やロープが張ってある崖のような下りもあり、緊張を強いられながら歩く。18:20船坂峠で道が分岐するため、ボランティアの方がランプを灯して案内してくれている。18:50NTT大平中継所に到着し、夜食の弁当を食べる。ここからゴールの宝塚まであと8Km2時間だ。
大平山中継所ではNTTが無料電話サービス
あと8Kmの表示が不思議と短く感じた(18:50)
ようやく宝塚ゴールにたどり着く(20:45)

崖のような下りを何箇所か越え、ようやく山道を終えてアスファルトの住宅地にでてきた。ゴールまでなんとか持ちこたえて、20:45ようやくゴール。痛みを堪えて無理を重ねた末のゴールのせいか、これといった感動もなくほろ苦い感じだ。

二度と歩きたくないという友人と宝塚の駅で別れて、阪急電車に乗って帰路についた。ところがダブルストックがないと両足に力が入らずに歩けない。最寄駅からはタクシーで自宅前まで帰りついた。縦走は終わったが、階段で4階の我が家にたどり着くのが一番つらかった。

ゴールすると完走証と完走記念の盾がもらえる。完走証には名前が入っていなかった。自分で記入するのだろうか。速さを競うものではないため、順位はわからなかったが、最終チェックポイントで渡された整理番号がその地点を通過した順位のようだ。ちなみに2000人中1526番だった。

翌日は自宅で静養し、2日後なんとか家の中を歩くことができるまで回復してきた。来年リベンジはもう少ししてから考えたいと思った。
晩年の宝物となるか?

アクシデントはあったものの秋晴れの中、早朝から夜まで日常生活を忘れて没頭して歩いた充実した15時間半56Kmだった。早朝から深夜まで大会を支えるボランティアの方々には頭がさがる思いがした。

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