2006.12.16更新 東海自然歩道ぶらり一人歩き
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(静岡BPルート) 81.びく石・玉露の里 蔵田〜坂下
蔵田〜坂下 20Km 5.5時間 36,364歩
蔵田10:10〜びく石登山口10:45〜11:50びく石山頂12:05〜
玉露の里13:05〜おかべ巨石の森公園14:35〜大旅籠柏屋15:15〜坂下15:40
<交通> (往) 千里中央6:16 〜 新大阪6:35 〜静岡8:44(新幹線10030円)
静岡8:54(JR400円)〜藤枝9:20〜蔵田10:08(静鉄バス860円)
(復) 坂下15:49(静鉄バス500円)〜静岡17:14(新幹線10030円)〜新大阪19:10〜千里中央19:25


ひさしぶりに晴れた初冬の休日、趣きのある登山道から東海道の宿場町まで、静岡バイパスコースを歩いた


びく石山頂〜新舟への下山道からの眺め



東海自然歩道本線は相模湖まで到達し、あと半日でゴールの高尾山到達となるが、季節のよい春先にゴールは残しておき、昨今、東海自然歩道愛好家の中で話題によくあがる静岡バイパスコースを歩くことにした。ちょうど季節的にも冠雪の美しい富士山がくっきり見える冬から早春にかけて、ベストショットの期待もこめて。

静岡バイパスコースは、静岡県観光ガイドのHP「ハローナビ」によると比較的なだらかで歩きやすく交通アクセスのよいルートだそうで、藤枝市蔵田から富士宮市猪之頭までの141Km。ただし市販のガイドブックには掲載がなく、ルートの詳細がわからないため、愛好家のHPなどを参考に適当に歩くことを覚悟で準備。第一弾として蔵田から玉露の里を経て坂下までの約20Kmを歩くことにした。
静岡から藤枝まで戻る 藤枝駅前から大久保行きで蔵田にむかう

6時前に自宅を出発、6:43発のひかり号で静岡へとむかった。新大阪を出発したころにはうっすらと夜が明け始めていたが、京都を過ぎ琵琶湖が見え始めたころから晴天になってきた。静岡から藤枝まで東海道線で戻り、9:20発の大久保行きバスに乗り込み、蔵田へとむかう。
東海自然歩道本線とは反対方向に下る 地図と勘を頼りに林道へ分岐

乗客も減ってきた。やがてすれ違いのできない細い山道にはいり、エンジンをうならせながらヘアピンカーブを登り、集落に入ると、見覚えのある蔵田バス停だ。

茶畑と渓谷が美しい風景の中、バイパスコースの一歩を踏み出した。バス道から山道へ入る道を注意深く地図とにらめっこしながら歩く。ヘアピンカーブの手前に農道のような道が枝分かれしており、迷わず、分岐。茶畑のそばを通り、木々で覆われた林道を気持ちよく進む。途中から急なくだり坂になりどんどんと高度を下げていく。
斜面には茶畑がつづく 茶畑の中を歩く
神社の境内の裏手に出る びく石登山口バス停に到着

途中、何度か分岐する道に出くわすが、車のわだちや、なんとなくメインと思う道を選んで適当に歩く。やがて集落が近づいてきて30分ほどで神社の境内の裏手にでる。境内から石段をくだり、道路にでたところがビク石登山口バス停だった。

ビク石は市民の森ハイキングコースになっており、登山案内板でおおよその登山道を確認して出発した。ところがよく地図を把握していなかったため、集落の中のアスファルト道を適当に歩いたが、案内板にあった登山道へつながるつり橋に出くわさない。仕方がないのでバス停まで引き返し、道路を少し下ったところに登山道入り口の指導標を発見。細い路地を抜けていくと民家の庭先に登山道へ通じるつり橋があった。
道に迷いながらもようやく登山道へ 道しるべを頼りに山道へはいる
アスファルトの林道に出合う 林道から再び山道へ

このあとも東海自然歩道の指導標は一切なく、地図と勘をたよりに進むことになる。さて、つり橋を渡り、登山道入り口の道しるべに従い山道へと入る。さほど急というわけでもないが、山の中の小道を登っていく。15分ほどで出合う林道のアスファルト道を少し歩いたあと、再び山道へ。

20分ほど山道を登ったあと、林道を横切り、案内板や指導標に従い、木組みの階段を登って山道へと入ると巨大な石が目にとまる。これがビク石らしい。ビクとは茶摘をするときに使うつぼのことだが、その形に似た石ということでビク石と名づけられたそうだ。ビク石を通り過ぎると東屋が見え始め、あっけなく山頂広場に到着した。登山口からは50分ほどの登りだった。
林道を横切り最後の登りに これが「びく石」(石というよい岩)
山頂からは日本平〜駿河湾が 山頂には名前のつけられた多数の岩が

山頂からは日本平や焼津港が見え、絶景だ。残念ながら富士山は雲のために見ることができなかった。景色を見ながら簡単なお昼をとっていると、ハイキングのグループが次々と登ってくる。

15分ほどの昼食タイムのあと、山頂をあとにする。山頂にも名前のつけられた巨石があちこちにあったが、このあと新舟バス停を示した指導標に従い、下山していくと、さらに名前のつけられた巨石がつづく。足場も悪い岩場のくだりを慎重に下る。行けども行けども巨石が続き、山頂から50分ほどで、ようやく平坦な道にでた。   
細い斜面にとりついた登山道を下る 富士登山のような岩場を下る

ここからは本日の終点までひたすらアスファルトの平坦な道を歩くことになる。ほどなく朝比奈川に出て、以降川に沿って堤防の上を歩く。つり橋をわたってバス道路にでて少し歩くと、玉露の里に到着した。ここではじめて静岡バイパスコースの案内板を発見。
玉露の里へ到着(13:00) バイパスコースの案内板
朝比奈川のいくつもの橋を渡る 建設がすすむ第二東名高速をくぐる

「玉露の里」は、茶室や味処、庭園といった観光施設だが、見学はパスして道の駅「玉露の里」に立ち寄り、岡部町の観光案内のイラストマップを入手。これがこのあとのコース案内に役立った。

イラストマップを手がかりに、209号線に沿って川の土手のような道や旧道を歩いたり、車道を歩いたりと延々と岡部町の中心地までひたすら歩く。
おかべ巨石の森公園で小休止 岡部の中心部へとむかう
大旅籠柏屋(現在は歴史資料館) 十石坂観音堂

若宮八幡宮でV字に分岐し、岡部川沿いの道をすすむ。やがて東海道岡部宿の大旅籠柏屋歴史資料館の前にでる。岡部宿跡や十石坂観音堂など史跡の写真をとりながら道路沿いに歩く。
東海道の岡部宿跡 道の駅「宇津ノ谷峠」(国道1号線)

車道から分岐して裏道を歩くとやがて車の音が大きく聞こえ出し、国道1号線岡部バイパスとの合流も近いことがわかる。合流したところが、道の駅・宇津の谷峠だ。15:40その少し先にある坂下バス停に無事到着した。汗でぬれたシャツを着替え、帰り支度をして、一息ついたころに新静岡行きのバスが到着した。
本日の終点「坂下バス停」 15:49のバスで静岡駅へ向かう

静岡駅に近づくとバスは渋滞に巻き込まれたが、幸い新幹線の時刻までは十分あったため、あわてずにいられた。静岡駅ではお土産にわさび漬を購入、17:14静岡発のひかり号で新大阪への帰路についた。

最近は本格的な山岳コースが続いていたが、今回は、午前中は趣きのある登山道で汗をかき、絶景を楽しみながらの昼食のあと、午後はひたすら田舎のアスファルト道を歩き、夕方には東海道の宿場町の史跡を楽しむ、といったバラエティにとんだコースだった。次回はぜひとも富士山を見たいと思う。

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